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2006年03月10日
食卓の情景
池波正太郎の『食卓の情景』を読んでいる。いままで池波正太郎と言えば『鬼平犯科帳』とか『真田太平記』辺りの時代小説家という印象で、今ひとつ興味もなく本屋で手に取ることもなかった。先日、某 NHK の番組で山本一力がエッセイストとしての池波正太郎の紹介を観て池波正太郎に興味を憶えたので読み始めてみた。っていうか、今まで一度も読んだことが無いのが異常?(笑。
うむ、面白いね、タイトルの通り食べ物に主題を置いたエッセイ集なので、食べ物の話しが多いは当然として当時の昭和の下町の良さが醸し出されているね。俺と下町の関係は、祖父の菓子工場が日暮里にあったので、祖父にくっついて日暮里・中谷辺りによく遊びに行っていた。この小説の中で出てくる時代と風情は、幼い頃の記憶を蘇らせる。いいねぇ。
そして、本中の“神田連雀町”で、俺もお気に入りの淡路町・小川町駅界隈の店達がちらほらと登場して「松栄亭(洋食屋)」「まつや(そば屋)」「竹むら(甘味処)」「藪蕎麦(蕎麦屋」「ぼたん(鶏料理)」ちょっとうれしいや。「ヤ○そばは、代替わりして味が落ちたらしいですよ、池波さん」とか心の中でつぶやいたり。他にも行ってみたくなるお店が沢山登場してきて、読んでいるとお腹が減ってくる。
結構、罪作りなエッセイ集。お勧め。
投稿者 hoelon : 2006年03月10日 17:20
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